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「愛してるのに、伝わらない」
と感じているあなたへ

夜のリビング、赤ちゃんを抱く妻と話しかける夫——同じ部屋にいるのに、少しだけ遠い
同じ部屋にいるのに、気持ちだけ少し遠い——そんな夜、ありませんか。

🏠 愛してる。なのに、すれ違う

「愛してるよ」と言ってくれる。でも、私が欲しいのはその言葉じゃない——。結婚して、子どもが生まれて、毎日は幸せなはず。なのに、なぜか満たされない。相手を嫌いになったわけじゃないのに、心の距離だけ開いていく。今日は、そんなご夫婦の相談から始めさせてください。

ミキミキ(妻・28)
夫は「愛してる」「いつもありがとう」って、言葉ではよく言ってくれるんです。でも私が欲しいのは、言葉よりお皿を洗ってくれること、子どもをお風呂に入れてくれること。言葉だけもらっても、正直むなしくて……。
ソウタソウタ(夫・28)
僕は毎日、ちゃんと愛情を言葉にしてます。それって大事なことですよね? なのに妻はどんどん不機嫌になっていく。正直、僕のほうこそ「ありがとう」も「お疲れさま」も、最近言われた記憶がないんです。

おふたりの話、どちらも「うちのことだ」と思った方が多いはずです。ここで大事なことをひとつ。ふたりとも、相手をちゃんと愛しています。そして、ふたりとも「自分は伝えているのに」と思っています。問題は愛情の量ではありません。「何に愛を感じるか」が、ふたりで違うんです。

🗝 なぜ伝わらないのか——人によって「愛のカタチ」が違う

世界中で1,000万部以上読まれてきた結婚カウンセラー、チャップマン博士の答えはシンプルでした。人によって、愛を感じる「カタチ」が違う。日本語で話しかけられても英語しか分からない人には届かないように、愛も「相手に伝わるカタチ」で贈らないと届きません。愛のカタチは、大きく5つに分かれます。

💬 ① 言葉——言われて満たされるタイプ

「ありがとう」「愛してる」「頑張ってるね」。言葉にしてもらえた瞬間に、愛を実感するタイプです。逆に、どれだけ尽くされても言葉がないと「本当はどう思ってるの?」と不安になります。ソウタさんはこのタイプですね。

🧺 ② 行動——動いてくれたことに愛を感じるタイプ

皿洗い、ゴミ出し、子どものお風呂、送り迎え。「言葉より、動いてくれたかどうか」。このタイプにとって、頼んでいないのに手を動かしてくれることが、何よりの「愛してる」です。ミキさんはこのタイプ。

③ 時間——一緒に過ごす時間で満たされるタイプ

豪華なプレゼントより、スマホを置いて自分と向き合ってくれる30分。ながら返事が続くと「私はスマホ以下なんだ」と深く傷つくのも、このタイプです。

🎁 ④ 贈り物——「思い出してくれた証」に愛を感じるタイプ

値段ではありません。出張先で買ってきてくれたお菓子、ふと「これ好きそうだと思って」の一輪の花。「離れている時間も、私を思い出してくれた」という証が嬉しいタイプです。

🤝 ⑤ タッチ——ふれあいで安心するタイプ

手をつなぐ、ハグ、隣に座る距離の近さ。言葉が完璧でも、ふれあいがなくなると「拒絶された」と感じるタイプです。子育て期に後回しになりやすいカタチでもあります。

愛を感じる五つの形——言葉・行動・時間・贈り物・タッチ

🔄 すれ違いの正体——人は「自分のカタチ」で愛してしまう

ここからが、今日いちばん持ち帰ってほしい話です。人は無意識に、「自分が愛されたい方法」で相手を愛します。ソウタさんは言葉で愛されたい人。だから言葉で愛を贈る。ミキさんは行動で愛されたい人。だから毎日の家事と育児という「行動」で、実はずっと愛を贈り続けています。

おふたりとも、サボってなんかいない。それぞれのやり方で、精一杯「愛してる」と言い続けていたんです。ただ、相手に伝わるカタチになっていなかっただけ。

💡 相手が「してくれること」は、相手が「してほしいこと」のヒントです。

ソウタさんが言葉をくれるのは、ソウタさんが言葉に飢えているから。ミキさんが黙々と動くのは、ミキさんが「動いてくれること」に愛を感じるから。不満の裏側に、その人の「愛のカタチ」が隠れています

🔍 自分とパートナーの「愛のカタチ」の見つけ方

タイプ診断は、難しいテストは要りません。次の3つを思い出すだけで、かなり正確に分かります。

📝 3つの質問で、愛のカタチがわかる

いちばん嬉しかった瞬間は?——過去に「愛されてる」と実感した場面を思い出す。何をされたときでしたか

いちばん寂しかったのは、何が「なかった」とき?——不満こそ最大のヒント。「言ってくれない」なら、ことばタイプ。「動いてくれない」なら、行動タイプ

自分は相手に、何をしてあげている?——人は自分のカタチで愛します。あなたがよくする表現が、あなたの欲しいものです

今夜、この3つをパートナーと出し合ってみてください。「え、そこだったの?」という発見が、たいてい1つは出てきます。

🌉 すれ違いを防ぐ、3つの工夫

お互いのカタチが分かったら、やることは3つだけです。

🗣 ① 相手のカタチで、伝え直す

ソウタさんなら、「愛してる」の回数を1回減らして、その分お皿を1回洗う。ミキさんなら、家事をひとつ減らしてでも、「今日も仕事お疲れさま」を言葉にする。自分のカタチでは「そんなことで?」と思うことこそ、相手には満点の愛です。

🙋‍♀️ ② 欲しい形は、具体的にリクエストする

「察してほしい」は、愛のカタチが違う相手には届きません。責めるかわりに、「子どものお風呂を任せられると、すごく愛されてるって感じる」と伝えてみてください。して欲しいことに嬉しい気持ちを添えると、相手も動きやすくなります。リクエストは甘えではなく、翻訳の手伝いです。

💝 ③ 相手なりの愛情表現を、受け取り直す

カタチのズレに気づくと、過去の見え方が変わります。あの「愛してるよ」は彼の精一杯だった。あの作り置きのおかずは、彼女の「愛してる」だった。翻訳できるようになると、もらっていた愛の総量が倍になります

すれ違いを防ぐための3つの方法——相手のやり方で伝える・具体的にお願いする・愛を捉え直す

🎓 愛が冷めたんじゃない。方言が違っただけ

最後に、これだけ伝えさせてください。いま感じているすれ違いは、愛が冷めた証拠ではありません。愛し方の「方言」が違っただけです。しかも、おふたりはずっと、それぞれのやり方で愛を贈り合っていました。それが確認できただけでも、この夫婦は大丈夫です。

子育て中の今は、人生でいちばん余裕のない時期。だからこそ、今夜ひとつだけ。相手が最近してくれたことを、「あれ、嬉しかった」と言葉にしてみてください。もしくは、相手の家事をひとつ、黙って引き受けてみてください。どちらが先でもいい。翻訳は、始めた人から楽になっていきます。

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